もしもの時の犬の応急処置★

犬の応急処置

こんな時はどうすればいいの?

犬を飼っているとケガや事故、中毒などの緊急事態に直面することがあるかもしれません。いたずら好きな子犬は活発で何をするか分かりません。比較的起こりやすい緊急事態に対応するための注意事項をいくつかあげています。

骨折事故の応急手当

車にはねられる、他の犬に咬まれる、高いところから落ちて骨折した場合、骨折した場所に平たい板などの副木を当てて、一番近い関節といっしょに包帯やタオルで固定して病院へ運びましょう。
痛いところに触られると噛み付いてくる犬もいますから、口輪をするか幅の広い布で口があかないように結んでからスグに病院へ。

食中毒

特に子犬は興味があるものをかじったり飲み込んだりしてしまいます。中毒でけいれんを起こしている場合、無理に吐かせようとして愛犬の口に手を入れないようにしましょう。手を咬まれる恐れがあります。スグに動物病院へ連れて行きましょう。もし、殺虫剤や殺鼠剤などの化学薬品を誤飲してしまった場合は、成分が記載されている箱やパッケージを忘れずに病院へ持参しましょう。最適な治療法を選択するのに役立ちます。
好奇心おう盛な犬は、なんでも口にしてしまいます。整理整頓をこころがけ愛犬の誤飲による中毒を防ぎましょう。






犬には危険な食品

人には大丈夫でも、犬にとっては危険な食品もあります。お子さんが知らずに与えることもあるので十分に注意しましょう。

鶏や鯛の骨 硬くて折れ口の尖ったものは、口蓋にささったり消化器官を傷つけたりします。
香辛料 カラシ、ショウガ、わさび、胡椒、カレー粉などは、犬の医を刺激し過ぎ、肝臓、腎臓に負担をかける。
また、与え続けると嗅覚を麻痺させる。
消化しにくいもの タコ、イカ、エビ、カニ、クラゲ、こんにゃく、タケノコ、しいたけなどは消化しにくい。
ピーナッツの様な豆類は、噛みくだきにくい上、のどにもつまりやすい。また、犬は腸が短いので雑穀類や豆類は粒のままでは消化できません。
牛乳は、乳糖分解酵素の分泌が少ないので下痢をする。
体内でビタミンCを合成できる犬には野菜や果実も与えすぎると消化障害を起こす。
タマネギ、ねぎ タマネギには赤血球をとかす作用のある毒性が含まれているため、血尿、貧血、黄疸なの中毒症状を起こす。
この毒素は加熱によっても破壊されないので、ハンバーグやすき焼きのような料理も危険。
甘いもの 肥満や虫歯のもと。
特に、チョコレートには有毒物質テオブロミンが含まれているので、与えすぎると尿失禁やけいれん、テンカンなどを起こす。
蜂に刺された

種類によりますが基本的に、犬は蜜蜂に刺されたらその部分が腫れますが体に害はありません。犬は飛んでいる蜂をパクリと食べてしまうことがあり、その時に口の中を刺されてしまうことがあります。蜂の天敵はハチミツを狙う熊なので、黒いものを狙う習性があります。ですから黒被毛の犬は要注意!!蜂が飛んでいる所へは近寄らない、イタズラをしないことが一番です。スズメバチには特に注意しましょう。
蜂などの針が刺さって見えたらそれは抜いて病院へ連れて行きましょう。
場合によってはアレルギー反応のアナフィラキシーショックを起こすことがあります。刺されてから30分以内に呼吸困難や失禁、けいれんなどの症状が複数発症していれば、アナフィラキシーの可能性が高いと言え、一刻も早い応急処置と医療機関での診断が必要となります。

ヘビに噛まれた

ヘビに噛まれたときの応急処置犬がヘビに噛まれたらそれが毒があるのか無いのかは、噛まれた後で判断します。2本の噛み痕があれば毒ヘビ、多数の噛み痕がある場合は無毒のヘビです。
毒があってもなくても、噛まれた傷口から雑菌が入り込む可能性があるので、きちんと消毒などの処置をする必要があります。
日本に毒ヘビは、マムシ、ハブ、ヤマカガシの3種類。ハブは沖縄諸島と奄美諸島にしか生息していません。ヤマカガシの毒が一番強いですが、比較的おとなしいので、踏んだり捕まえたりしないかぎり噛まれることはありません。
犬が噛まれる毒ヘビは「マムシ」が多いです。犬はマムシの毒には耐性がありますので、解毒剤なしでも普通は死にませんが、そのまま放置していると、壊死と化膿が進行して、患部がぐちょぐちょになる可能性がありますから、スグに病院に連れて行きましょう。

日射病・熱中症

日光に直接あたって起こるのが日射病、温度が高すぎるため起こるのが熱射病です。どちらも冷やすことが第一。体全体を冷やすよりも四肢を冷やす方が効果的です。涼しい場所で寝かせ、水でぬらしたタオルをかけたり、扇風機で風をおくったり、直接水をかけてやり、病院へ連れて行きましょう。
真夏に車に、子どもと同様に犬も決して残さないように!!日陰だからと油断せず、太陽の位置が移動すれば日陰も移動することを忘れてはいけません。

車酔い

犬の車酔い車に酔ってしまったときは、車をとめて外を軽く散歩させるとおさまることが多いです。車に酔うというのは、平衡感覚を狂わされることが原因ですから、愛犬のこめかみを5分ほど指で押してやっることも効果的です。車での遠出を予定している場合は、愛犬が軽い運動や散歩ができる場所と時間を考慮することをお忘れなく!

知っていると安心、もしもの時の応急処置

愛犬が何事もなく元気に安全にすごせることが一番いいのですが、好奇心旺盛な元気な犬は、突然何が起こるか予測できません。
そこで、何か起こった時にそのまま放置するのではなく、適切な対応ができるように私たちもしっかりと対応したいものです。

縁があって一緒に暮らし始めた愛犬です。もしもの時には最善を尽くして対応したいものですね。

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